1997.11.21リリース
3作目は、初のセルフプロデュースアルバム。
と言うか、スタジオを建てるところからセルフプロデュース!
古いオフィスだった場所を自分たちの手で改装したとか…
PV「DAY AFTER DAY」はそのスタジオで撮影されました。
「さわやかさ」と「ノスタルジックなポップ感」が当時のスウェディッシュポップの定義なら、自然な流れで変貌し、大きな成長を遂げた彼ら。
今までのアルバムは、ポップさの中に時折見せるソウルフルなアレンジが魅力であったが、本作はで、ソウルフルな演奏と圧倒的なグルーヴの中、時折煌くポップセンスが感じられる。
ミュージシャンCloudberry Jamの成長が、我々リスナーの成長を上回るスピードであった為、リリース当時は違和感を覚えたファンも多いことでしょう。
しかし今となっては、このグルーヴ感こそ彼らの本質である事は容易に理解できます。
長く愛する事の出来る名盤で、これを聴かずしてCloudberry Jamを語る事は出来ません。
まずは「INTRO」から「A SONG THAT KEEPS AS SANE”への展開部分と圧倒的にグルーヴィな音圧に鳥肌。
「DAY AFTER DAY」、「I THINK YOU SHOULD KNOW」ではJennieのエモーショナルな歌声に時が止まる。
L’Arc-en-Cielの「LOVE FLIES」とコード進行とメロディが同一の曲な事で話題になった「WATER」はJ.Mascis率いるギターバンドdinosaur.jrのカバーソングで、勿論L’Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)が後発です。
原曲も聴きましたが、メロディの良さを生かしたCloudberry Jamのアレンジは秀逸。
Tower Recod発行のフリーペーパーBOUNCE(1995年9月号)で、Jennieが「Archers Of LoafのWeb in frontが好きだ」と答えている事から、オルタナ系なこの曲のカバーを提案したのはJennieではないかと思われます。
ちなみに、この曲は歌詞カードにも記載されていません。
Henrikのスリリングなキーボードが魅力的な「DO WHAT I WANNA DO」や、彼等お得意の定番ポップソングに仕上がった「EVERYTHING YOU ARE」はライブでも定番です。
収録曲
- INTRO
- A SONG THAT KEEPS US SANE
- DAY AFTER DAY
- KEEP ON WISHING
- I THINK YOU SHOULD KNOW
- OUT OF CONTROL
- THAT’S ALRIGHT
- WATER
- DO WHAT I WANNA DO
- ONE MINUTE OF FOOLISHNESS
- WIDE AWAKE
- LET ME KNOW WHY
- EVERYTHING YOU ARE
- WHY CAN’T WE TALK LIKE WE USED TO DO ?